非実在美少女はありのままでは生きられない。

少し前、アニメ「ささみさん＠がんばらない」の感想

ささみさん1話③。ひきこもり型美少女の魅力は「学校に行きたくない」ではなくて「学校より大切なものがある」結果、学校に行かないという所にあると思うんだ。その点ささみさんは一日中お兄ちゃんのストーキングをしているという設定はいいかも。最終的に学校に行くのがハッピーエンドじゃない感じ。

でも、結局ささみさんは最終的に学校に行ってハッピーエンドなんだよな。

これってやっぱり道徳的に「少女は学校に行って友達を作ったり勉強したりしましょー！」っていう社会的なメッセージでしかなくて元気にひきこもりつつ、お兄ちゃんをストーキングしてた輝いてる（？）ささみさんは否定されちゃったんだ。

これ、「アナと雪の女王」でも一緒だよね。

「ありのままの姿見せるのよ」と歌いながら魔法を連発する輝く（？）エリザは否定されて、夏でもスケートリンクができるナイスな国に姉と暮らすという社会的に良いとされる方向へ行くんだ。

好きなことやって社会から孤立する事は美少女には許されない。オタのマッチョイズムなのか知らないが、とにかく大衆作品でのラストシーンはありのままではいけないのだ。

今だ！ヘルレイザー！